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住友不動産の新社長に代表取締役資産開発事業本部長の仁島浩順氏

  • 2013.03.22
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 住友不動産は22日に開いた取締役会で、小野寺研一社長が代表権のある副会長に就任し、代表取締役で資産開発事業本部長の仁島浩順(にしま・こうじゅん)氏が社長に就任する役員人事を決めた。6月下旬の株主総会後に正式決定する。



 3期連続の経常増益をほぼ確実にするなど今期で終了する5次中期経営計画の達成にめどがついたことから66歳の小野寺氏から52歳の仁島氏へのバトンタッチで経営の若返りを図り、新しい体制で来期から始まる6次計画を推進して成長路線を軌道に乗せる。



 社長交代と同時に、ともに代表取締役で経営管理本部長の竹村信昭(たけむら・のぶあき)氏と、マンション事業本部長の小林正人(こばやし・まさと)氏が副社長に就任することも決定。竹村氏は54歳、小林氏は52歳。若い3人に、小野寺氏と続投する高島準司会長も合わせた5人の代表取締役体制による経営を確立する。



 仁島氏は社長交代会見で「(終了する5次計画はほぼ達成可能だが)今をゴールとすることなく、改めて高い目標を掲げてそれを実現する。三井不動産、三菱地所と並ぶビッグ3の一角として、若い私が安全運行していたのでは意味がない。これまでの成長をさらに加速させることが使命だと考えている」などと抱負を述べた。



 仁島浩順氏 84年東大経済学部卒、同年住友不動産入社、04年執行役員都市開発事業本部都市開発部長、07年常務執行役員都市開発事業本部副本部長、09年取締役、同年ビル事業本部長、10年代表取締役、12年資産開発事業本部長。



 自己分析する性格は「明るく、フットワークは軽く、声が大きい」。高島会長は「かめばかむほど味が出る」と評する。好きな言葉は「人は石垣、人は城」。最後に勝敗を決めるのは人の力だと実感する。趣味はSFから歴史書まで幅広くカバーする読書と「ネクタイ集め」。妻と子ども3人の5人で東京で暮らす。島根県出身。52歳。
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