東急住宅リース／都心５区の高額賃貸の経営強化、表参道に特化型の拠点を開設

東急住宅リースは、高額賃貸住宅を所有するオーナー向けサポートの強化に向けて5月8日に渋谷区神宮前に「都心営業センター」を開設する。表参道駅から徒歩４分の場所に出店する。都心5区（千代田・中央・港・渋谷・目黒）に特化して富裕層向けに不動産資産の有効活用を提案してサービス提供する。

少子化や共働き世帯などの増加を受けて高額賃料でも通勤時間が短縮できる都心エリアへ住む世帯が増えていることに対応。高額賃貸住宅の空室率の改善も続いていることで攻勢をかける。分譲マンションの価格高騰に伴い都心で持ち家を取得できない層が賃貸住宅を検討し始めているとして都心賃料も上昇傾向といい、都心エリアに精通したスタッフで需要を拾い上げる。

同社は、分譲マンションや戸建の賃貸経営に関するサービスとして受託業務や入居者募集、退去に伴う敷金精算などをワンストップで提供し、約1万8000戸を管理している。都心5区の分譲マンション供給戸数はこの1年間で増加しており、賃貸経営に関するニーズも高まることを視野に入れ、一棟マンションに加えて分譲マンションの賃貸経営に関する支援を展開する。３月末現在、同社の管理戸数８万7000戸のうち約6万9000戸が一棟マンションとなっている。