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分譲マンション賃料/東京23区で最高値更新、近畿・中部も再び上昇に

  • 2019.07.17
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東京カンテイは7月17日、三大都市圏・主要都市別に分譲マンションの6月の賃料推移をまとめた。首都圏は、賃料水準の高い東京都のシェアが縮小した影響を受けて前月比0.4%下落となり、1平方㍍当たりの単価は2916円と今年初めて下落に転じた。ただ、都県別で見ると、東京都が3484円(同0.4%上昇)、神奈川県が2174円(同0.9%上昇)、埼玉県が1665円(同0.2%上昇)、千葉県が1622円(同0.2%上昇)とすべてで上がった。

主要都市別では、東京23区で3649円(前月比0.1%上昇)とほぼ横ばいであるものの最高値を更新。横浜市は2265円(同1.3%上昇)、さいたま市が1884円(同1.5%上昇)とともに1%以上上がった。一方、千葉市では築古事例の増加によって同3.6%下落し、1611円と大幅に下げた。

近畿圏では前月比0.3%上昇し、1885円と再び強含んだ。大阪府は2127円(同0.1%下落)とほぼ横ばいで上値が重い展開。一方、兵庫県は1659円(同0.9%上昇)と3カ月ぶりに上昇に転じ、年初の賃料水準を再び上回るとともに1年前の水準よりもプラスとなった。

都市別で見ると、大阪市で2474円(同0.4%下落)となったものの、築30年超を除けば直近にかけて賃料水準が上振れる傾向にある。一方、神戸市は築浅事例の増加で前月比1.6%上昇し、1812円と4月の水準まで持ち直した。

中部圏では1778円(前月比0.6%上昇)、愛知県で1825円(同0.7%上昇)だった。名古屋市を見ると、前月比1.0%上昇して1937円と再び上がり、3月以降1900円台で推移している。特に築11~30年は年初から上昇傾向が出ている。
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