リスト／高額物件に特化、ＡＩ査定システム開始

リストインターナショナルリアルティ (横浜市中区、北見尚之社長)は5月27日、 ＡＩ 査定システム「ｍAI List（マイリスト）」の提供を始めた。物件名、販売価格、所在地、専有面積など物件に関する必要項目を入力すると、過去10年分のビッグデータに基づいて向こう30年先の成約価格や、貸し出した場合の利回りを推定して算出する。

10年後の価格や利回り、空室率の変化を項目別にランキングしたり、推奨物件の表示などの機能も付けて、消費者に売却・購入の検討指標にしてもらう。

高級物件の査定に特化している。高級物件は、取引数が少なく平均値が出しづらいこともあって、推定成約価格にズレが生じる。このため、過去10年のデータ数値に加えて同社が実際に取引した売却価格を反映することで精度の高い推定成約価格を出すという。今後は、ローン管理や収支管理の機能も追加する予定。