レオパレス21/希望退職1000人募集、20年3月期802億円の赤字
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2020.06.06
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レオパレス21は6月5日、一連の施工不良問題を受けての業績不振で経営再建に向けての構造改革を発表した。新規のアパート建築の受注を停止して賃貸住宅事業に注力するとともとに、約1000人の希望退職も募る。再建に向けて大都市圏の既存アパートの建て替え事業に絞り込むほか、ホテル・リゾート事業などノンコアビジネスや不採算事業の売却・撤退を進める。ホテルレオパレス名古屋を2021年3月期中に譲渡する予定。国際事業も新型コロナウイルス感染状況を見極めながら譲渡もしくは撤退する。
経営責任を明確にするため、取締役の総数を12人から9人に削減し、役員報酬の減額も継続する。同社施工物件の不備公表時点で業務執行取締役だった2人は役員報酬を追加減額し、社長は減額90%(追加30%)とする。今年6月末で顧問・相談役制度も廃止する。同社の20年3月期連結決算は、最終赤字が802億円となった。
経営責任を明確にするため、取締役の総数を12人から9人に削減し、役員報酬の減額も継続する。同社施工物件の不備公表時点で業務執行取締役だった2人は役員報酬を追加減額し、社長は減額90%(追加30%)とする。今年6月末で顧問・相談役制度も廃止する。同社の20年3月期連結決算は、最終赤字が802億円となった。