中古マンション価格、都心８カ月ぶり下落。都心から周辺に強含みシフト

東京カンテイは７月21日、三大都市圏・主要都市別に中古マンション価格の推移をまとめた。それによれば、新型コロナウイルスの影響を受けて、都心部や都心部に近いエリアでの下落傾向を示している半面、首都圏・近畿圏ともにテレワークの普及を意識して都心部からその周辺、都市部からその郊外へと外に向かって強含みの傾向を発している。

首都圏６月の価格は、3668万円（前月比0.2％下落）と4カ月連続で下げたが、都県別に見ると、東京都は5074万円（同0.5%下落）となった。神奈川県は2869万円（同1.1%上昇）と反転上向き、埼玉県は2278万円（同1.1%上昇）と続伸した。千葉県も2092万円（同0.7%上昇）となり3月に記録した直近での最高値（2105万円）に再び近づいている。

　主要都市では、東京23区で前月比0.5％下げて5664万円となった。都心6区（千代田・中央・港・新宿・文京・渋谷）は8294万円（同0.9％上昇）8カ月ぶりに下落した。一方、……