三菱地所リアル／ビル改修費立て替えサービス開始

三菱地所リアルエステートサービスは７月27日、次世代を見据えたビル経営サポートサービスとして「ビルプラス（BUILDING  PLUS）」の提供を始めた。オーナーが所有するビルを同社が一棟で賃借し、費用を立て替えて改修・リニューアルを行いテナントに転貸する。空室発生の保証も提供する。オーナーは、初期投資がかからずにビルの資産価値と稼働率の向上が図れるとしている。

都区部では1980年代後半から90年代初頭にかけて延べ5000平方㍍以下の中小ビルが１万3000棟以上竣工。築30年ほどに差し掛かり老朽化に伴う対応が増えていることに加え、都内でビル大量供給時代に突入して既存ビルの２次、３次空室の懸念も強まっている。ただ、ビルのリニューアル投資のネックは想定以上にかかる費用。ビルプラスでは、そうしたビルオーナーの悩みに焦点を当てて展開していく。