中古マンション価格／首都圏価格が初めて4000万円台突破

東京カンテイは４月22日、三大都市圏・主要都市別に中古マンション価格の推移をまとめた。それによれば、３月の首都圏の平均価格は東京都の事例シェアが拡大したことで、4021万円（前月比3.3％上昇）と７カ月連続で上昇し、2002年の集計以来4000万円台の大台を初めて突破した。

都県別に見ると、東京都が5535万円（同1.4%上昇）と９カ月連続で上がった。埼玉県は2469万円（同3.7%上昇）と大幅に上がり、神奈川県が2979万円（同0.8%上昇）、千葉県が2213万円（同1.2%上昇）とプラスを維持した。

主要都市では、東京23区が6141万円（前月比1.2%上昇）と９カ月続けて上がった。さいたま市は2931万円（同2.8%上昇）、横浜市が3284万円（同0.6%上昇）、千葉市が2043万円（同0.3%上昇）となった。都区部だけでなく昨秋以降は他の主要都市でも上向き傾向が強まっている。

都心はすでに平均価格が１億円を超えた千代田区や港区に続き、渋谷区も１億円の大台に迫っている。