２４年度宅建士試験解答号／合格ライン「前年並み」か／受験者は全国で２４万人／本紙難易度分析

　２０２４年度の宅地建物取引士資格試験（実施機関・不動産適正取引推進機構）が１０月２０日、全国４７都道府県の試験会場で一斉に行われた。受験者は速報値で２４万８９６人（受験率７９・９％申し込み者数３０万１３３６人）だった。合格者と合格ラインは１１月２６日、不動産適正取引推進機構が発表する。（宅建士試験の問題は７～６面、本紙解答と解説は５～４面に掲載）

　本紙講師陣（黒嵜隆、芳田新一、横田政直ら各氏）の試験分析によると、問題の難易度は全体的には「例年並み」か「やややさしい」印象で、合格ラインは「昨年並み」（正解３６問）と指摘する声が多かった。主な問題の本紙難易度分析などは次の通り。
　・・・問１～１５の問題（全体）としては、正解にはたどり着ける問題が多いのではないかと思われるが、肢の難易度が上がっている問題もあり、迷って時間が無くなってしまった人もいたのではないか。最近改正された法律は絶対に間違えないという姿勢が必要であると感じた。
　問１５～２５の法令上の制限については、キーワードをしっかり押さえて過去問を検討していれば正解しやすい問題もある一方で、建築基準法の２問のうち１問、農地法、国土利用計画法については、正解するのが簡単ではなかった。国土利用計画法では・・・

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