東京カンテイ/中古マンション価格、東京23区ミニバブル超え
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2015.10.29
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東京23区で2007年のミニバブル期を超えた。東京カンテイが2015年までの10年間の中古マンション価格の推移を調べたところ、都心部では大底圏から8割上昇したことがわかった。特に千代田、港、中央の都心3区や、2020年東京五輪のメーン会場となる江東区は価格水準が突出して高止まっている。
中古マンションの流通価格(坪単価)は、千代田区で07年に付けた最高値357.4万円を超えて391.1万円に達した。港区も同様に344.1万円から374.7万円に、中央区が257.9万円から291.7万円となっている。江東区は207.3万円と07年を30.7万円上回った。
ただ、市場調査部の井出武・上席主任研究員は、「都心部や、その周辺の品川、渋谷、新宿、台東、墨田といったエリアの上昇が目立つ半面、前回のような東京全体への面的な広がりがない」と話す。多くの行政区でミニバブル期以降のピーク価格を更新しているにもかかわらず、東京都下や神奈川、埼玉、千葉の大半では本格的な価格上昇には至っていない。
中古マンションの流通価格(坪単価)は、千代田区で07年に付けた最高値357.4万円を超えて391.1万円に達した。港区も同様に344.1万円から374.7万円に、中央区が257.9万円から291.7万円となっている。江東区は207.3万円と07年を30.7万円上回った。
ただ、市場調査部の井出武・上席主任研究員は、「都心部や、その周辺の品川、渋谷、新宿、台東、墨田といったエリアの上昇が目立つ半面、前回のような東京全体への面的な広がりがない」と話す。多くの行政区でミニバブル期以降のピーク価格を更新しているにもかかわらず、東京都下や神奈川、埼玉、千葉の大半では本格的な価格上昇には至っていない。