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大京穴吹不動産/中古マンション販売などにバーチャルリアルティ導入

  • 2016.09.15
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大京穴吹不動産は9月15日、中古マンションと賃貸物件の営業向けにバーチャルリアルティ(VR・仮想現実)を導入する。「ぐるっとネットdeオープンルームVR」として同社スマートフォンサイトから売買・賃貸物件を閲覧する際に仮想現実で物件閲覧ができる。今年5月からホームページ(http://www.daikyo-anabuki.co.jp/)上からの物件閲覧において写真だけでなく、360度パノラマ画像で閲覧できるサービス「ぐるっとネットdeオープンルーム」を提供しているが、これにVR技術を導入する。

薄手の段ポール紙素材で簡単に組み立てられる箱型の簡易ゴーグルに自分のスマートフォンをセットすることで仮想現実が体験できる。視点に合わせて部屋を自在に移動でき見学できる。バルコニーからの眺望や昼夜の状態も体験できる。

現場に行かなくても自宅や会社など場所を問わずに部屋見学の疑似体験ができることで、実際の見学に時間的な制約の多いビジネスマンや遠方在住者、短期間に複数物件を見学したい顧客向けの利用を見込んでいる。全国を対象に全70店舗にゴーグルを配布。9月15日時点で中古マンションなど売買700件、賃貸物件180件の計880件に対応している。

同社が手掛けるリノベマンションブランド「リノアルファ」などでの展開のほか、大京グループのインバウンド事業にも導入したい考え。台湾大京や大京香港の現地事務所に来場した人が日本にいなくても内が疑似体験できるといった使い方を想定している。
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