健美家が調査/個人投資家は法人設立で大規模投資の傾向に
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2016.11.30
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収益物件サイトを運営する健美家(東京都港区、倉内敬一社長)は11月29日、サイト会員を対象にインターネットで実施した「不動産投資に関する意識調査(第6回)」を発表した。有効回答数530人。アンケート方式で「物件の購入は個人・法人のどちらでしますか?」と質問したところ、「個人」として購入する回答が60.6%で多数を占めた。一方、「法人」(27.9%)と「両方」(11.5%)を合わせると法人としての購入が39.4%に上り、個人向けより条件が良い法人向け融資の拡大が大規模な投資活動を支えているとした。
同社では、回答者のうち「自営業」もしくは「賃貸業経営(専業)」は19.6%と少数派であったにもかかわらず、法人として物件を購入する人の割合が約4割を占めているのは金融機関が不動産融資額を伸ばしているためだと分析する。法人向け融資は個人に比べて融資額の上限が高いケースが多いため、2棟目、3棟目と投資規模を拡大する投資家が法人を設立している例が増えているという。
なかには個人と法人の両方の特性を理解した投資家がスピード勝負の物件を獲得したいときに融資審査の早い個人で購入し、それ以外を法人として買い進めるなど状況に応じて使い分けるケースも見られるという。
日銀の調査では、今年9月までの半年間に国内の139行が貸し出した不動産業向け融資は5兆8943億円と過去最高を記録している。
同社では、回答者のうち「自営業」もしくは「賃貸業経営(専業)」は19.6%と少数派であったにもかかわらず、法人として物件を購入する人の割合が約4割を占めているのは金融機関が不動産融資額を伸ばしているためだと分析する。法人向け融資は個人に比べて融資額の上限が高いケースが多いため、2棟目、3棟目と投資規模を拡大する投資家が法人を設立している例が増えているという。
なかには個人と法人の両方の特性を理解した投資家がスピード勝負の物件を獲得したいときに融資審査の早い個人で購入し、それ以外を法人として買い進めるなど状況に応じて使い分けるケースも見られるという。
日銀の調査では、今年9月までの半年間に国内の139行が貸し出した不動産業向け融資は5兆8943億円と過去最高を記録している。