中古マンション12月価格、最高値更新エリア相次ぐ

中古マンション価格の上昇が止まらない。東京カンテイがこのほど、三大都市圏・主要都市別に調べたところ、首都圏の12月の平均価格は3839万円(前月比1.0%上昇)と4カ月連続で上がり、2020年2月に記録した最高値を15万円上回り更新した。都県別で見ると、東京都が5385万円(前月比1.1%上昇)となり下半期を通じ一貫して上昇トレンドで推移した。神奈川県は2952万円(同1.2%上昇)、埼玉県も2348万円(同1.2%上昇)と引き続き上がった。一方、千葉県は2168万円(同0.5%下落)と小幅ながらも弱含んだ。

近畿圏の平均価格は、2499万円(前月比0.6％上昇)と2カ月連続で上がった。主要エリアで強含んだことが要因。大阪府では、2687万円(同1.3%上昇)となり、直近の最高値を更新した。兵庫県でも2185万円(同0.4%上昇)と3カ月連続で上昇し、20年3月に記録した2200万円の最高値に迫っている。