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高い耐震性に支持/「JWOOD工法」5万棟超え/ウッドワン

高い耐震性に支持/「JWOOD工法」5万棟超え/ウッドワン

  • 2025.04.28
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実物大振動実験の様子

 ウッドワン(広島県廿日市市、中本祐昌社長)は、構造用LVL「JWOOD」を使用した「JWOOD工法」の出荷棟数が、1994年の販売開始から昨年度までに累計5万棟を突破したと発表した。地震に強く耐久性に優れた同工法は、持続可能な木造建築への関心の高まりを背景に、全国で採用が進んでいる。
 「JWOOD工法」は、ニュージーランド産のニュージーパインRを原料とする構造用LVL「JWOOD」を、専用金物で強固に接合。震度7の揺れを10回連続で加える加振実験に耐えるほどの耐久性があり、建築基準法が想定する地震の1・5倍を基準とする耐震等級3に対応できる。繰り返しの地震にも初期性能を維持できるのが特長で、余震が続くような状況下でも安心感を提供する。
 ホルムアルデヒドの発散量は最上等級F4つ星に相当し、健康面でも安心できる。
 JWOODは、製材・加工・出荷までを一貫して管理し、材料ごとに履歴情報を記録するトレーサビリティを確保することで、品質管理と供給の安定性を実現。さらに、乾式加圧注入方式による防腐・防蟻処理を施し長期的な耐久性も備える。
 同社では、非住宅木造建築への展開を加速させ、大空間・ロングスパンや4階建てといった中層建築にも適用可能な構法開発を進め、非住宅分野の新たな可能性を拓く。これについてはラーメン構造フレーム「STRONG ONE工法」も活用する。
 今後は戸建て住宅向けの構造材供給体制の強化、設計支援体制の整備も推進。新たに同工法の特長を紹介するカタログも発行し、木造建築の普及を図る。
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